車いすテニス

WHEELCHAIR TENNIS

力強いサービスや、激しく打ち合うラリーなど、競技用の車いすとラケットを自在に操り、相手のコートに正確にボールを打ち返します。障害状態により電動車椅子の使用が認められる場合もあります。

【競技紹介動画】車いすテニス紹介

競技ルール・種目

パラリンピックでは、基本的にはルールもコートの大きさも一般のものと同じです。２セット先取の３セット制で行います。

ただし、一般のテニスでは、１バウンド以内で返球しないといけないのに対して、車いすテニスでは２バウンド以内での返球が認められています。１バウンド目がコート内に入れば、２バウンド目はコートの外側でも良く、コートの外から返球してもかまいません。

２バウンド目はコートの外側でも有効ダブルスサイドラインシングルスサイドラインネットサービスラインセンターサービスラインベースラインシングルス8.23m ダブルス10.97m

競技用車いす
一般的な車いすとは違い、競技に特化した構造になっています。角度をつけたタイヤを装着することにより、回転性能をアップしています。素早いターンが可能になるため、スピーディなラリーができます。

TOPICS打球の予測が
勝利へのカギ！

ココが面白い！

競技団体からメッセージ

各々の目的に応じて
楽しみ方が選べる

車いすテニスは、年齢や身体的特徴に関わらず障害のあるすべての人が、各々の目的に応じ、自由に楽しむことができるスポーツです。パラリンピック出場・メダル獲得を目指すもよし、国内大会での1勝に向け仲間とともに練習に励むもよし。健常者とペアを組むニューミックステニスでは、障害の有無を超えて一緒にプレーを楽しむこともできます。まずは気軽に体験から始め、様々な楽しみ方を見つけてみませんか？

選手からメッセージ

車いすテニスは、パワー・スピード・テクニック、どれをとっても迫力のあるスポーツです。選手それぞれが自分の強みであるラケットワークやチェアワークを駆使し、戦術で「ゲームの流れ」をつくりながら戦います。体格や年齢に関係なく、誰にでも勝つチャンスがあります。障害の有無を超えて同じコートで楽しめる、生涯スポーツとしての懐の深さも車いすテニスの大きな魅力です。ぜひ一度、その世界を体感してみてください。

主な大会情報

パラリンピック
アジアパラ競技大会

国内大会はNF公認大会として全国各地で随時開催しています。協会公式サイト「国内大会カレンダー」ページを参照してください。

http://jwta.jp/official/domestic/

車いすテニス世界国別選手権

ITF(国際車いすテニス連盟)大会の日本国内開催大会

Japan Open
Dunlop Kobe Open
SENDAI OPEN
KANAGAWA OPEN
OSAKA OPEN
KAMPO JUNIOR OPEN
Oarai Junior Wheelchair Tennis Open

パラリンピックに
出場するには

下肢障害の選手が対象です。男子・女子各クラスに加え、上肢にも障害のあるクアードクラス(男女混合)があります。

種目		詳細
男子	シングルス・ダブルス	下肢に障害があり、車いすを使用する男子選手のクラスです。障害の種類（脊髄損傷や下肢切断など）は問いません。
女子		下肢に障害があり、車椅子を使用する女子選手のクラスです。障害の種類（脊髄損傷や下肢切断など）は問いません。
クアード		下肢だけではなく、上肢にも麻痺などの障害がある選手のクラスです。握力を補うため、手にテープを巻いて、ラケットを固定することが認められています。